takizaki 的評価:★★★★★
バックマン名義のキング作品。
10年くらい前に初めて読んで衝撃を受けて、何度目かのリピート読みです。
近未来のアメリカ。そこでは「ロングウォーク」という14〜16歳の少年100人が
参加するウォーキングイベントが年に一度開催されます。
これだけ書くと、とてもサワヤカな感じですが、そこはキングです。
99人が脱落し、最後の一人となるまで、そのウォーキングは続くのです。
一定速度以下で歩いたら、警告を3回以上もらったら…そこには死が待っています。
読んでいて非常につらい場面も多々ありますが、登場人物たちの人間関係、
主人公の回想などを通じて、「ロングウォーク」というイベントそのものに、
takizaki は、人生を感じます。
どんなに楽しいことがあっても、つらいことがあっても、そこにとどまることなく
人は歩き続けなくてはいけない…そこでどんな歩き方をするかはその人次第です。
takizaki の「ロングウォーク」は、この作品ほどシビアじゃありませんが、
毎日ちゃんと生きなくちゃなーと改めて思いました☆