takizaki的評価:★★★★★
警官である双子の兄ショーンが自殺した。
デンヴァーで新聞記者をしているジャックは、その死亡記事を書くべく兄の
死について調べるうち、自殺ではなく他殺ではないかという疑問を持ち始め、
さらに詳しい調査に乗り出すが…。
M.コナリーの作品を読んだのは、これが初めてですが、非常に面白かったです。
派手なアクションやびっくりするような展開はないものの、プロットが緻密で
推理・調査・思考において、常に筋が通ってました。
そのおかげか、自分もジャックと一緒に謎解きをするにあたり、うまく頭を
働かせながら読み進むことができました。他のミステリだと、そのうちワケが
わからなくなって、ただ「どうなるんだろう…」と読むことの多い takizaki
としては、久し振りの体験でした☆
M.コナリーさんは、ハリー・ボッシュという警官を主人公にしたシリーズを軸に
作品を展開されており、既刊が多いことを後で知りました。
うーん、これは読破しないとかも!?