takizaki的評価:★★★★★
モナコ公国で休暇中のFBI捜査官フランクが、猟奇殺人の捜査に参加します。
殺人予告の後、殺された被害者は、顔を剥がれた無残な姿で発見されます。
一体何物が、何のためにこのようなひどい犯行を繰り返すのか…。
さらにここに、被害者の遺族や政治的思惑が絡んできて、巧妙かつスリリングに
ストーリーが展開してゆきます。ついつい続きが気になって一気読みしてしまいました。
主人公のフランクは、非常に熱い漢です(笑)。正義を愛し、自分の信念を貫くその姿は、
感動的でもあります。
作者のジョルジョ・ファレッティ氏は、イタリア人です。フランクの情熱的な性格は
そこからきているのかも…。さらにファレッティ氏は、イタリアでは有名なコメディアンであり、
シンガーソングライターでもあるそうです。多才!
どうやら、ハリウッドで映画化されるらしいです。
うーん、キャストが気になる〜。フランクはゲイリー・シニーズ、ジャン・ルーは
クリスチャン・ベールあたりに演ってもらいたいなぁ…。