リベリオン -反逆者-
第3次世界大戦後の世界、人々は感情を抑制する薬を定期的に摂取することで、
無気力ながら平和な生活を送っています。また、政府は感情を喚起するものは
何でも排除してゆきます。それがたとえ、歴史ある芸術作品であっても、
ちょっとした嗜好品であっても。
が、どこの世界にもレジスタンスはいるもので、感動に満ち溢れた世界を
取り戻すため活動しています。
主人公プレストン(クリスチャン・ベール)は、芸術品およびレジスタンス排除
などを行う警察(のような組織)で、特殊技能を修得した「クラリック」として、
日々任務に明け暮れるのですが、ある日同僚の死によって、レジスタンスと
接触を持つようになり…と、あとは想像に難くない展開で進んでゆきますが、
何よりスゴイのはアクションです。銃を使った格闘技「ガン・カタ」がものすごく
かっこいいです。
薬によって感情を抑えられている割に、敵となる仲間の方が情緒豊かに見えて
しまったりする点や、ストーリーに「?」と思える点は少なくないですが、
自分の頭の中で物語を補足してしまえば、なんということありません(笑)。
ちょっとB級っぽいですが、こういうベタベタな世界観のお話や、アクションが
好きという方にはお薦めです。
昨日同じ監督が制作した「ウルトラヴァイオレット」を観ました。
予算・アクションともに「リベリオン」よりもグレードアップした、と監督が
何かのインタビューで語ってた気がするんですが、「リベリオン」の方が
確実にいいじゃないか…と思ったので紹介してみました☆